辻音楽師な日々

現代の竪琴「ライア」を弾いています。              BBS http://rara.jp/leier

今日は

父の納骨だった。2月の終わりに新しく建てた墓である。

父は生前「わしゃ、普通の墓は好かん。ショパンの墓みたいなのがええ」とゆっとったらしい。

去年の暮れに兄と母と石材店で待ち合わせて墓石を選んだのだが、私が着くと、母と兄が先に来ていて既に一通り展示品を見て回ったらしく、兄ちゃんは
「洋風の横型にしようや」
「西洋音楽やった人間の墓だし、ま、いいんじゃないの」とほとんど決めていた。



私は形にはあまり興味はなく
石英より黒雲母が多い方が好きだなぁ・・でも、なんで墓石って無彩色なんだろね。ぴんくとかブルーだと綺麗なのに」とたわけたことを言いながら、鉱物ばかり見ていると・・・ほんとにあったぜ。ローズと朱の中間どころな鉱物が混ざった暖色系の石が。インド産だそうである。


「うん、御釈迦さんはインドの人だし」

となんだかよく分からない理由で直感的にわしらはピンクの横型の墓石を注文したのである。


横型、といっても和風のお墓のように段がついていたり、線香たても置けるいわば「和洋折衷」通称「オルガン型」というらしい。出来上がってきた墓石は、ちょうど譜面台になりそうな、適度の広さと角度を持っていた。


・・・なにもしてません、してませんてば(汗