辻音楽師な日々

現代の竪琴「ライア」を弾いています。              BBS http://rara.jp/leier

沈黙の賢者

お箏のお稽古をはじめました。

洋楽器は幼い頃から馴染んできたのだけれど、和楽器をきちんと習うのは初めてです。

 

今日は、最初ということで、座り方、構え方から始まって

基礎の基礎、糸の位置を覚えるための練習からです。

 

弦を弾く為の指は右手の親指、人差し指、中指の3本。薬指は必ず弾かない弦に載せ

支えにすると同時に手の位置を決める重要な役割を果たします。

薬指を置かなくても、爪で弦をひっかければ音は出ますが、それでは芯のある響きは

得られないし、弾くうちに迷子になってしまいます。

 

ほ~お。

すごいぜ、薬指。

 

ピアノだと、薬指って力が入りにくいのでとにかく鍛えて鍛え抜き

他の指と揃うようにしなくちゃいけない、背伸びしなきゃいけないんだけど、

お箏では、そこをたよりに皆が集まってくる。

しかも、無駄なことは一切しゃべらない。

 

薬指さま、と呼ばせていただきましょう。