沈黙の賢者
お箏のお稽古をはじめました。
洋楽器は幼い頃から馴染んできたのだけれど、和楽器をきちんと習うのは初めてです。
今日は、最初ということで、座り方、構え方から始まって
基礎の基礎、糸の位置を覚えるための練習からです。
弦を弾く為の指は右手の親指、人差し指、中指の3本。薬指は必ず弾かない弦に載せ
支えにすると同時に手の位置を決める重要な役割を果たします。
薬指を置かなくても、爪で弦をひっかければ音は出ますが、それでは芯のある響きは
得られないし、弾くうちに迷子になってしまいます。
ほ~お。
すごいぜ、薬指。
ピアノだと、薬指って力が入りにくいのでとにかく鍛えて鍛え抜き
他の指と揃うようにしなくちゃいけない、背伸びしなきゃいけないんだけど、
お箏では、そこをたよりに皆が集まってくる。
しかも、無駄なことは一切しゃべらない。
薬指さま、と呼ばせていただきましょう。